今日は、中身が濃い24時間だ。
まず、日本時間早朝に、FOMC利下げ発表とパウエル議長記者会見。
0.25%利下げは想定内だったが、反対者が二人。
一人はトランプ大統領がFRBに送り込んだ刺客、ミラン(マイランとも呼ばれる)理事。0.5%幅のジャンボ利下げを主張。
もう一人は、カンザスシティー連銀シュミット総裁で、政策金利据え置きという真逆の主張。
結局、利下げ見送り、0.25%利下げ、0.5%利下げの三つの意見に割れ、FRBの内部亀裂を露呈した。
更に、記者会見では、12月利下げも規定路線かと突っ込まれfar from it(とんでもない)と異例の強い表現で否定。
意地の抵抗で、パウエル劇場もいよいよ最終幕か、と筆者のX@jefftoshimaにも詳細を書き込んだところだ。
この発言で、金は下落。
次に、米中首脳会談@釜山。
いちおう、緊張緩和に動くとの理解で、金は続落(KITCOグラフの緑線)。
最後の日銀金融政策決定会合は、午後3時半からの記者会見に注目。ドル円が動くかも。
焦点の利上げについて筆者は、記者会見で12月利上げを匂わせるかも、と見ているが、果たしてどうでるか。
本稿がアップされた頃には分かっているかもしれない。
まぁとにかく、昨晩から徹夜で、眠いですよ(笑)
なお、ちょっと気になった発言が、WGCのジョン・リード氏のコメント(ブルームバーグのプロ専用端末で流れた)。
「中央銀行の買い需要が以前ほど強くなく、より深い調整局面がプロの間では歓迎されるかも」と、意味深な言い回し。
PR機関ゆえ、house viewとして弱気な発言は出来ないはずだが。
筆者は、WGC辞める直前に言いたいこと言って発散させた思い出があるので、ちょっと気になったわけ(笑)
いずれにせよ、健全な調整局面という筆者の持論に、いささかの変化もなし。調整ないほうが怖い。
最後に、日経平均5万円超して、更に続騰の話。
結果的に、殆どの専門家が予測を外したと日経が書いている。
いわく「プロ泣かせの展開」だと。
要は、エヌビディアの時価総額が5兆ドル突破という現象を引き起こすほど、
民間に滞留している世界の天文学的投資資金のほんの一部が、所謂「海外勢の買い」となって、
しかも、ソフトバンクなどほんの数銘柄だけを狙い流入。
株価指数が、数社の株価急上昇でそのまま上がってしまうという現象。
更に、日経平均は急騰したが、構成銘柄が異なるTOPIXは上がっていないという現象。
これで高市トレードと囃すのは、いかにも時期尚早。
新政権と株式市場の蜜月期間(ハネムーン・ピリオド)というが、成田離婚リスクも怖いよね~
最後に、相場の堅い話から、ほんわかする話題で締めよう。
山里マガーリ@米沢に、思わぬ遠隔地(九州四国中国方面とか)から「おせち」の注文が入って、マダムがピンときた。
これ、JeffToshimaのブログ読者に違いないと。
たしかに、あり得る話だね。青森の読者が来店するくらいだから。
せめて、おせちで(ほぼ家族の)シェフたかさんの料理センスを感じてくれたら私も嬉しいよ(笑)


