今回は、教科書通りの展開だ。KITCOグラフで見ると、ロコロンドンは4,060ドル近傍で推移している。
高市政権に期待する人は、株を買い、期待できない人は金を買う。
米中関係が、好転すると信じられる人は株を買い、トランプと習近平が仲良しになるとは信じられない人は金を買う。
今日の市場は、楽観論が支配しているようだ。
いずれ、高市政権と市場の所謂蜜月期間(ハネムーン・ピリオド)が終わるとき、今のご祝儀相場の真価が問われよう。
国際金価格については、中国側が、レアアースの輸出規制を1年間延期するかわりに米国側は100%の対中報復関税発動を見送ることになったことが、金の売りを誘った。
筆者が注目したのは、ベッセント発言。「米中通商摩擦解決のframework(枠組み)が出来た」。
Frameworkとは、かなり、曖昧な表現。大枠は決まったが、具体的細部の詰めはこれから、と筆者は理解している。
もやもや感は残り、4,000ドルは維持されよう。今回も健全な調整期間といえる。ここの値固めが終われば、4,500ドルを目指す展開と見る。
さて、日経マネー編集長との金談義YouTube↓の再生回数が3日間で11万に達した。
米地銀信用不安勃発前、更に、金暴落前の収録であったが、今、なぜ、金なのか、のシンプルな疑問に答える機会になった感じだ。コツコツ派とギラギラ派の書き込みが対照的で興味深い。
【異例の金最高値更新】運用50年の私が勧める買い方/金の第一人者 豊島逸夫氏/金市場の各国の状況/今後の見通し/金コレクション
Xのアカウント、@jefftoshima では、金に関するエピソードなどを呟いている。昨日は「京都でなぜ金が売れるのか」。「月刊住職」という業界誌も紹介した。
そして、今日の写真は、最近、筆者ご贔屓の三田、シヅカ洋菓子店のビスケット。たまたま、ギフトで頂いたのがきっかけで、すっかり、はまってしまったよ。ずっしり重く、ずっしり旨い!いわゆるビスケットとは別物だよ。


