昨日の金価格推移を表すKITCOグラフ

昨日のロコロンドン金価格は、KITCOグラフの緑線。ほぼ4,100ドル台で推移した。
青線が暴落時。赤線が4,000ドル攻防。そして、緑線が一服という感じ。
今の金市場は、新規参入希望派と、高値掴み派の睨みあいだ。
4,000ドルを割り込めば、待ってましたとばかりに、新規買いが入るであろう。
対して、暴騰時に買い、結果的に高値掴みになった人たちが、相場が上がれば、「やれやれ」とばかりに売り手仕舞いを入れる。
多くは損切り、見切りである。(相場用語ではヤレヤレ売りと言われる)。
結果的に、4,100ドルが最も居心地良い価格水準なのだ。上げか下げか、正念場ともいえよう。


筆者は、上げを予想する。
今回の歴史的金急騰は、パラダイム・シフトであり、マクロ視点では、株・債券・外為中心のマーケットに、
ゴールドという新たなアセットクラスが認知されたと言えよう。
金懐疑派の人たちも依然多いが、彼らには「高市政権により真の日本経済構造改革が実現すると思うなら、金は不要。
いささかでも疑念を感じるなら、今のうちから少しでも金を買っておいて、将来後悔しないよ」と語っているところだ。


なお、筆者の情報発信も、高市政権発足とともに、意図的に活発化させているところだ。

【異例の金最高値更新】運用50年の私が勧める買い方/金の第一人者 豊島逸夫氏/金市場の各国の状況/今後の見通し/金コレクション

 

X @jefftoshimaでの情報発信も活性化。
今日は、NY金市場に広がるAI売買プログラムが、金市場で、売りが売りを呼び、買いが買いを呼ぶ展開になっていることをツイートした。
NY市場で、金トレーディングルームへの外部者出入りは厳禁だが、
筆者は、例えていえば、プロ野球選手が解説者になりベンチ出入りも顔パスみたいなもの。
こんなところまで入ってきた日本人はJeffが初めてと言われるよ。
ちなみに、NYMEXの人たちには、フロアートレーディングが活発だったころ、場立ち(フロアートレーダー)で日本人は後にも先にもJeffだけと言われたこともあった。


ちなみに、京都でLBMA金国際会議が開催されることをNYのトレーダーに話したら、
この修羅場の真っ最中に、持ち場離れて、京都旅行したら、社内で何言われるか分からないと一蹴されてしまった。
ゴールド・フェスティバルに参加する余裕などないというわけだ。
筆者は、ロンドン現物派とNY先物派の激論を期待していたのだが、両派の溝は深そう。
たしかに、参加者名簿見るに、NY大手投資銀行など価格主導権を握る人たちの名前は見当たらない。