今日のタイトルは長いが、筆者の親友の言葉だ。
金がグラム2,000円くらいのときに、キロバー10本買った。そもそも、バイオ関連でスタートアップ企業を興し、会社ごと大手企業に売り渡し、友人仲間でも、断トツのスーパーリッチな人物だ。そのような実績のある成功者の言葉ゆえ、重みがある。
たしかに、株に投資すれば、経済や企業が成長とともに、その利益の一部に預かる。しかし、金は何もインカムを生まないので、不毛の資産とも呼ばれる。それゆえ、金価格が高騰しているからといって、皆が、金投資に走れば、経済成長は見込めない。
そもそも、投資とは、おカネに働いてもらって、ナンボの世界だ。
その意味では、金を保有することは、投資とはいえない。保険に近い分野と位置付けられる。
投資の神様「バフェット氏」が、金嫌いなのも、その理由による。
以前に、同氏がバリック金鉱山の株を保有したときには、すわ、あの神様も金買いか、と騒がれたが、ほどなくして、売り払ってしまった。
それでも、今や、世界の投資家が、金買いを当たり前と見るまでになった。
しかも、金で儲けるという発想も勿論あるが、金で資産を守るという発想も、ようやく根付いてきたようだ。
ポートフォリオのリスク分散ともいえる。
よく、株と金は逆相関で別物と言われるが、今は、二者択一ではなく、株も金も、の時代なのだ。資産運用で、主役は、配当を生む株式、そのリスクをヘッジする脇役を演じるのが、金、ということだ。
ゴールドセミナーで「金は脇役」と語ると、ゴールドのファンたちは、失望する。しかし、近年は、脇役のほうが目立つ局面も増えてきたことも事実だ。そもそも金などが買われるようでは困るはずの(本業が株の)証券会社も、現状を受け入れ、株も金も、同時に扱うようになった。(それでも、内心は気に食わない証券界の人たちも未だに少なくないけどね(笑)。
さて、今日の写真は、街角で見かけた地名。
ヤバイ!(笑)


