本日のアジア時間帯で、NY金先物価格が、時間外ながら、3,900ドル台をつけた。米政府機関閉鎖について、トランプ大統領が、肯定的な発言をしたことが材料視された。

ここのところの金価格上昇ピッチはスピード違反気味。とにかく4,000ドルを見ないことには、収まらないとでも言いたげ。

上昇トレンドは否定しないが、4,000ドルを超えると、バブルの匂いも漂い始めるであろう。バブルと聞いて、勇みムンムンになるのが、CTA(コモディティー・トレーディング・アドバイザー)などの超短期売買組。後講釈など、どうにでも語れるとばかりに、買い注文を連発する。AIを使ったプログラム売買ゆえ、トレーディング・ルームに座る人間は、解説役に徹する。それが、今の、NY金市場の実態だ。「我々に接近してきた日本人はJeff(筆者のニックネーム)だけだよ」と語っていた。
彼らが、動くと、NY市場の普通のトレーダーたちが、後追いで、相場のボラティリティーを高める。

さて、3,900ドルとなると、利益確定売りも加速しよう。その結果の急落局面を、新規参入の機会と狙っているのが出遅れ組。上げの波に乗り遅れ、焦っているので、買い気ムンムンである。

金急騰劇の舞台裏では、このような人間臭いドラマが展開されているのだ。しかし、報道されることはない。まぁ、NHKの朝ドラより、「こじゃんと」面白い。たまるか~(笑)


さて、10月入りで、本日、帰京。
幸い、今日に関しては、日中、札幌より東京のほうが寒かった。明日からは、また東京らしい暑さ再開らしいが。。。3か月も札幌で生活すると、カラダが、あの爽やかな空気に慣れてしまって、東京での社会復帰(笑)に手間取りそうだよ。とはいえ、そんな悠長なことも、言ってられない、金市場の雰囲気だ。

昨晩は、「札幌最後の晩餐」。
蝦夷アワビ、エビ、釣りサバが美味かったな。観光ではなく、札幌で「生活」すると、鮨も高級店通いはせず、普通の店で食する。店のオーナーや、マンションの管理人さんたちには「良いお年を」と挨拶して、私の北国の夏は終わった。。。