昨日最後の部分に書いた米国債券王の「金は資産の25%買え」とのエピソードの反響が大きかったので、米CNBCで流れたガンドラック氏インタビューのyoutubeを以下に記した。

 

https://youtube.com/watch?v=2npB_iPGbz4&si=X3BNyxCMdBPjf80B 

 

21分から26分の部分で、金について語っている。

英語の字幕も、画面の下の部分のボタンの一つを押せば、ONになるので、英語の勉強にどうぞ。

そして金価格の状況。

 

国際金価格は、FOMC後、反落(青線)。

その後、今日も利益確定売りが先行している(緑線)。

「利下げ」という「噂」で買って、「利下げ決定」というニュースで売る、いわゆる「噂で買って、ニュースで売る」の展開だ。

短期投機筋のヘッジファンドが使う常套手段といえる。

 

長期的上昇トレンドは変わっていない。

押し目は買われるであろう。

これまでの上げっぷりが速度違反気味だったので、スピード調整の局面といえよう。

いつもながら、口を酸っぱくして言うが、一喜一憂するなかれ。

 

最後に、今日の日銀金融政策決定会合で、日銀保有の株式(ETF形態)の売却案が発表された。

簿価33兆円。時価80兆円!日銀は大儲け。

 

今や、日銀は日本株の巨大株主。

それもこれも、日銀は、その日の株価が急落すると、午後2時頃、株式ETFを購入することで、株価を買い支えてきた歴史があるからだ。

株式市場側も「困ったときの日銀頼み」が定着してしまった。

しかし、一国の中央銀行が株式市場に買い介入するなど、中国並みの話。

日経平均45,000円とか、盛り上がっているが、そのかなりの部分は日銀のおかげなのだ。

 

それゆえ、株式市場には衝撃的ニュースなのだが、日銀のETF売却が年間簿価3,300億円に限定されるので、なんと100年計画なのだ。

 

まぁ、その間に、今、株式市場に携わっている人は亡くなっているだろうね。

 

これが、日本の株価の実態なのだよ。