結論からいえば、今、日本株を買いまくっているのは、外国人投資家たち。
それも、短期投機的なファンドが殆どだ。日本人投資家の多くは、これから首相が決まるという不透明な時期に、まともに株など買えない。そもそも、兜町の売買の7割が外国人という事実は、全く変わっていない。
海外勢から見れば、米国株が不安だから、他国の株に分散投資中だ。その一つが日本株というわけ。与党と野党が協力して、財政バラマキしてくれれば、とりあえず株買いの理由になる。そのバラマキの結果が、日本経済にどのような影響を与えるか、など、「知ったことではない=none of my business」と語って憚らない。
従って、日本人投資家は、日経平均最高値更新を、まともに受け止めないほうが良い。まともに、海外勢に同調すれば、いつ梯子外されるか分からない。海外勢の買いに日本勢が売りで対抗しても、プロの空中戦になれば、海外勢が有利となることは、これまで何回も見せつけられてきたことだ。
9月になっても、本州は猛暑続き。
株式相場も、異常気象に見舞われている。


