金のスポット価格上昇を示すグラフ

 
アラスカでの米ロ首脳会談後も、ウクライナの首都キーウにロシアが大規模攻撃。死者23人。
中国では、9月3日が「中国人民抗日戦争勝利記念日」。
今年はプーチン大統領と北朝鮮金総書記も軍事パレードに参加。
その他、地政学的リスクを連想させる出来事が毎日のように起きている。

筆者は、常に「有事の金のドカ買いは悪魔の選択」と、諫めているが、中長期的な視点では、有事の金買いが、金価格の下支え要因になっていることは確かだ。
地政学的リスクなければ、金価格は、2,000ドル台で推移していたと思う。2,000ドル台でも歴史的高値圏だけどね。
但し、NYの先物投機筋が「すわ、有事の金買いだ」と煽り、堅気の衆の金買いで先物価格が急騰したところで、プロ集団が所謂「吹き値売り」に走る事例が多い。
その結果、高値掴みするのは個人投資家というのがお決まりのパターンだ。それゆえ、プロの視点で、諫めているのだ。
筆者もスイス銀行トレーダー時代は、そのプロ一派だったので、罪滅ぼしの意味もある。

さて、国際金価格はロコロンドンで3,410ドル前後。NY先物の中心限月である12月ものでは3,470ドル前後。そろそろ頭が重くなってきた。
来週は、9月1日の米国レイバーデー・ウイークエンドの3連休をはさみ、いよいよ本格的な秋相場入り。
NY市場にも、続々、夏季休暇明けのトレーダーたちが集結。
金は買いから入るか、売りから入るか。
侃々諤々の議論が繰り広げられている。
筆者のアドレナリンも徐々に出始めた(笑)
アドレナリンが出ると、多くの人は酒飲みに走るが、酒を飲まない筆者は、猫好きゆえ、猫可愛がりに走る。
写真は厚真(あつま)の親戚に飼われている「ヤマト君」。癒されるねぇ(笑笑)