小鴨の写真

7月14日づけ本欄「ベルサイユ並みの改修、パウエル外しの口実に」にて、トランプ大統領がFRBパウエル議長を解任する動きが金融市場に混乱を起こす可能性に言及した。
それが、昨晩、現実にNY市場で起きてしまった。

現地メディアが「いよいよパウエル解任に動く」と報道され、NY市場が大混乱に陥ったのだ。金市場も例外ではなかった。
上の緑線が大きく上に下に振れている部分が、その問題の時間帯だ。
メディア報道で金急騰。

その後、さすがにトランプ氏も「これはまずい」と思ったのか、「解任するつもりはない」と語り、金急落。外為市場でも、ドル円が乱高下を演じた。
解任するには、相当の理由が必要だ。例えば、不法行為など。しかし、FRB本部改修を「相当の理由」にはできまい。無理筋だ。
それほどまでに、パウエル氏が憎いのか。利下げをしてほしいのか。利下げすれば、米国債の利払いが多少は楽になるとの読みもあるようだが。
このトランプ流ごり押しは、トルコのエルドアン大統領が、娘婿を中央銀行総裁に任命して、批判されたことを想起させる。

万が一、トランプ氏が、強行すれば、短期的に金3,500ドル超えもありうるほどのインパクトはあろう。ドルも暴落して、大幅な円高となろう。
まぁ、そうならないとは思うけど。

さて、プラチナ価格の上昇が、話題になり、明日金曜日のTBS、朝のThe Timeという番組に、札幌からリモート出演する。
それから、7月29日には、大手町の日経本社に「出張」して、「金価格上昇、どこまで」と題した円卓会議にネットのライブで
参加する。
日経電子版有料読者向けの企画らしいけど。私のことゆえ、台本無視で、ぶっつけ本番、ぶっちゃけで語るよと、予告しておいた。放送禁止用語だけは避けます!↓↓↓
 https://www.nikkei.com/live/event/EVT250620002 

もう、すっかり札幌の気候に慣れてしまって、ぶっちゃけ、東京出張したら、即熱中症になりそうだよ。生出演終わったら、即、大手町から羽田に向かい帰札する。(笑)
ネットだから、リモート出演もアリだったけど、円卓会議となると、やはりテーブルを囲み、意見を述べ合うことにライブ感があるからね。