世界の金ETF残高が4-6月に397トン増え、3,616トンに達した。世界の年間金生産量が、奇しくも3,661トン。金ETFだけで、年間金生産量に相当する量を買い占めているわけだ。4-6月397トンという量も、最大生産国である中国の年間生産量380トンに匹敵する。
金ETFが金投資家層の幅を広げ、金高騰に資したことは間違いない。
但し、このような記録的な金ETF残高の伸びが今後も続くわけではない。
保有者層が、ヘッジファンドや個人短期投機家の間で急速に拡大しているからだ。ETF販売競争が激化するなかで、手数料はタダ。投機筋には格好な展開だ。
この人たちは、「安く買って、高く売る」ことが目的。金ETFを長期保存する人たちと一線を画す。
それゆえ、今後、金価格が、仮に3,500ドルとか4,000ドルに上がれば、「利益確定売り」に走るであろう。筆者には、3,000トンを超す潜在的売りエネルギーの塊に映る。
金ETF残高増が今後も続くと考えるのは楽観的である。
既に、今年は、アジアの金ETF売買が、ネットで売りに転じる局面もあった。筆者は、これを「予告編」と見ている。中国の金投資家層は、現物を買う人と、金ETFを買う人に分かれる。ざっくり、前者は、中年から高齢者。後者は若者たち。
後者の中には、既に金ETFを処分した人たちも少なくない。今後、例えば、3,500ドルで買うとすれば、4,000ドルでは売りに転じよう。
金価格が上がるたびに「金高騰の理由は金ETF」とほぼ自動的に決めつけるような報道には要注意だ。
まぁ、金ETFのNY初上場に直接関与した筆者だからこそ、言えることかもしれない。
さて、米沢に移った「マガーリ」が、現地のメディアで大々的に報道されている。↓心強い限り。
https://kokoroiki.design/archives/column/column-3350?fbclid=IwY2xjawLaTX1leHRuA2FlbQIxMQABHhe1l__UTGQOAMzXh5UxOkTIhLm-aOVvKLECY12F4LS-H-8_M9AQNsfIWK_u_aem_vZtTY9qTCmvYkF8V_KWg4Q
マダムもシェフも、自由が丘時代より、生き生きして、心が張っていることが写真でも一目瞭然。それにしてもマダムは喋りは、広範囲に渡り、能弁で読者を惹きつけるね~シェフも一段と逞しくなった感。