
昨晩発表された雇用統計は、新規雇用者数と失業率ともに、予想されたほど悪くはなかった。その結果、雇用情勢悪化→7月にも利下げ決断を見込んでいた金市場は、失望売りに見舞われた。
基本的に調整局面入りして、やや膠着気味の地合いゆえ、売りの材料には敏感に反応する。とはいえ、3,300ドルが、当面の下値抵抗線になっている。
中期的には、調整局面を経て、再び3,500ドルの大台に挑むことになりそうだ。但し、再び、3,500ドルで跳ね返されると、年後半は、3,000ドル割れの局面も考えられる。
ここは正念場だ。
とはいえ、3,000ドルでも、歴史的には、とんでもない高値圏。
我々の目が3,000ドル当たり前の如く、慣れてしまっている。この楽観ムードは自戒の意味を込めて、気を引き締める必要があろう。
なお、為替要因も、140円台で行ったり来たり。昨年のような円安=円建て金価格独歩高は、期待しないほうが良かろう。
とにかく、謙虚に3,300ドル台の有難みを噛みしめるべき。年内にも4,000ドルとか、ギラギラがっつくな。
ところで、札幌も蒸し暑くなってきた。
東京のまとわりつくような不快感はないが、北海道にしては、暑い。
札幌では、冷房より扇風機が売れている。夜になれば20度程度なので、札幌の人たちは、寝苦しいというが、私は熟睡している(笑)