
特に材料が出たわけではない。
金価格が3,300ドル台で、膠着気味ゆえ、投機マネーが、値動きの軽いプラチナにシフトしている。金価格とプラチナ価格のスプレッド(値差)も、拡大し過ぎたので、修正局面ともいえる。金対プラチナが3:1ともなると、さすがに、プラチナの割安感が目立ったね。
需給面で、プラチナの需給タイト感が語られるが、いきなり30%も40%も価格上昇となるほどのインパクトはない。投機筋が囃しているだけだ。そもそも、NYプラチナ市場は、プラチナ現物保有を考えているのではなく、売買差益を求めているだけだ。筆者が持つプラチナへの愛着感など、彼らは持ち合わせていない。
果たして、今回のプラチナ急騰劇が、プラチナ価格の持続的上昇になるのか。ここは、要経過観察である。
さて、昨晩は、ワールド・ビジネス・サテライトで、筆者のコメントが紹介されたが、金投資の方法論として「積立感覚で」というポイントは、きっちり引用してくれた。
番組としては、純金製のゴジラの画像が中心の構成になっていたけどね(笑)
ワールド・ビジネス・サテライトは経済番組だが、やはりエンタメ性も無視できないということか。
さて、今晩は雇用統計。今回は特に重要。
おそらくトランプ大統領も結果を注視しているのではないか。