金国際価格は3,320-3,340ドル程度のレンジで推移している。
3,300ドルを割り込む局面もあったが、しぶとく反発した。

現状では、ドル安が材料視されている。
FRB高官発言で、今月(7月)にも利下げ、或いは、年2回利下げへの言及が目立つ。いっぽう、パウエルFRB議長は、依然、「関税の影響を見極めつつ、慎重に様子見」のスタンスを変えていない。その結果、FRB内での、見解の相違が露わになってきた。内部亀裂とも言える。トランプ大統領が、次期FRB議長の人選を急ぐと述べているので、その重要ポスト狙いで、積極的利下げ説を唱えるFRB理事もいるように見受けられる。パウエル議長が、FRBは政治的に独立していると断言しても、現実的には、ホワイト・ハウスからの圧力がFRB内部では効いているね。FRBはトランプ氏に乗っ取られた感がある。

なお、今晩のワールド・ビジネス・サテライトで、金ブームが紹介されるそうで、筆者のコメントも入る予定。