
世界的株高傾向の中で、金は売られている。教科書通りの展開だ。
では、この株高はホンモノか。NYの連中と話し合った。
米中関係改善との楽観的見方、そして、トランプ発言に関わらず、AIセクターの成長性は変わらないとの読み。
「この株高は持続的と思うか」と、質問を投げかけたが、説得力のある答えは遂に聞けなかった。
結論的には、株高といっても、長く株の運用割合を増やす意志はなく、とりあえず、買って売り、差益を狙う類のポジションが殆どということだ。
なお、世界的株高となっている要因は、NY市場での米国株高に不安を感じ、欧州や中国などの「外国株」を買い漁る動きが拡散しているからだ。株式市場でのリスク分散の流れともいえる。そこで、日本株にも、海外投資家マネーが流入したわけだ。
以上を吟味すれば、金から株へのマネーシフトは、確かに進行中だが、総じて、短期性の投資資金が中心ゆえ、金上昇トレンドを変えるほどのインパクトには欠ける。
株のリスクヘッジとしての金買いは、粛々と進行してゆく。
ここが、最も重要なポイントだ。
なお、今日発売の東洋経済誌に、インタビュー記事が載っている。
「有事の金の“ドカ買い”は悪魔の選択だ」。金の第一人者である豊島逸夫氏はそう警鐘を鳴らす | 特集 | 東洋経済オンライン
そして今日の写真は、濃い黒ゴマソースをたっぷりトッピングした、ゴマソフト!
これは、スグレモノ!それにしても、服装見れば分かると思うが、札幌は寒いよ。
