
国際金価格はロコロンドンで2,940ドル近傍。NY先物(4月もの)で2,957ドル前後。
市場では殆ど全員強気のムードが支配する。これが、へそ曲がりの筆者には気に入らない(笑)。金に限らず、ほぼ全員が同方向を向くと、市場は逆に動きがちだ。
今の金市場で、下げ要因を探すとすれば、実需不振。さすがに2,900ドル台ともなると、世界的に実需は後退する。現物需要の裏付けのない、先物主導の投機相場ということになる。
更に、現物の売戻(リサイクル)も急増必至。タンスの肥やしになっていた金のネックレスが、思わぬ高値で売れて、ラッキーみたいな人が、世界中にいるよ。このような現物売りは、一人当たりの額は小さいが、何百万人の単位になると、無視できない現物売りになる。特徴は、先物と異なり、ボディーブローみたいに、ジワリ効くこと。
現物売戻のタイミングは、下げ始めたとき。もっと高く売りたいと、我慢していた人たちは、相場が下げ始めると、たまらず売り始めるものだ。人間の欲だね、この現象は。出来るだけ儲けたい、でも、売りに出遅れるのも嫌だ、という心理。中期的には、この手の売りをこなしてこそ、眞の上昇トレンドが形成されるものだ。