米大統領選と米金融政策転換(引き締めから緩和へ)が同時進行して、NY市場の株価やドルは、日々発表される米経済指標(特に労働市場関連と物価関連)に一喜一憂。方向性が不透明(要は、誰も分からない)なので、リスク回避マネーが金市場に逃避している。

更に、米国利下げペースが緩やかと見込まれ、外為市場ではドル高再び。
結果的に、円建て金価格は連日信じられない上昇を続けている。
もちろん、中東地政学的リスクは悪化の一途。

日本国内でも地上波まで「金、最高値」と報じるものだから、取材が殺到して、半分以上は断っている状況。ただ、気になるのは、誤った説明を他所で聞き、それが、そのまま活字になる事例が多いこと。だから、亀井・池水の良き後輩を紹介している。

先週は、テレビカメラの前で台本なしに、次から次へ質問に答える形式で、1時間以上喋り続けた。さすがに疲れたね。ただ、気になるのは、どこが編集されて放映されるのか。

とにかく、それや、これやで、仕事のリストラをして、最も大事な情報収集に時間を割いている。これが、地味だが、最も時間を要し、かつ、筆者の仕事の根幹なのだ。

サッポロ・サテライト・オフィスみたいに、連日、おいしいものレポートなど、夢のまた夢。
とても時間的余裕なし。