NY金は、首題の二つの材料をこなし、引き続き、2,500ドル台前半で推移。
ドル円相場は140~143円のレンジで推移。
CPIは注目されたがFRBが重視する「コア」CPI年率が3.2%と事前予測を0.1%上回った。
しつこいインフレの印象を与え、9月利下げ幅予測が0.5%から0.25%に移った。
とはいえ、大した動きではない。
テレビ討論会は、トランプ氏に失言が目立ち、ハリス氏が、僅差の判定勝ちという市場の判断。
とはいえ、両候補の支持率は依然、拮抗しており、その差は、「統計上誤差の範囲内」とされる。
11月5日の本選も、もつれる見通しで、市場もうっかり動けない。
そもそも、具体的政策の全貌さえ、未だ見えていない段階だからね。
従って、NY市場の売買は、株もドルも金も金利も、11月5日までには手仕舞われる短期的売買となっている。
身辺整理をしたうえで、本番を迎えようというわけ。
本日の日経平均は1,200円超上げたが、これは、エヌビディア株が反騰したことによる。
買いも売りも、エヌビディアに振り回される展開に変わりはない。
日本株市場とは名ばかりで、外国人参加者の売買が全体の7割を占めるわけで、日本側が主導権を取れない構図になっている。