本日は、最近、セミナーなどで聞かれる疑問のいくつかに答える。


―NY先物金買い残高が900トンを超えて、最大級に膨らんでいる。
これが、相場の重しにならないか?
たしかに、潜在的売りエネルギーが溜まっている。
臨界点に達すると、表層雪崩的に売り手仕舞われる可能性はある。
但し、そこで、下がったところは、買われるであろう。
その理由は、今回の金上昇相場が、様々な複合要因のうえになりたっているから。日替わりメニューの如く、買いの材料が出てくる構図だ。
一過性の上げ相場ではない。


―インドが金輸入関税を引き下げと聞いたが、実需は増えるか。
インドの金輸入は密輸も多く、規制をかけると、サプライーチェーンはアンダーグラウンドの世界になる。
膨大な国境線、海岸線を持つ国ゆえ、取り締まるのは不可能。堂々と密輸で金が入っている。
そういう国ゆえ、関税が上がろうが、下がろうが、あまり関係ない。
これは、筆者のWGC時代の経験による。


―円高が続き、円建て金価格は上がりにくい状況が続くか?
これは、円相場観による。
筆者は、ご存じのように、筋金入りの円安派ゆえ、いずれ、円建て金価格にも為替面からの上げ圧力がかかると見ている。
とはいえ、一時のような、連日、国内金価格の史上最高値更新のような極端なケースは期待しないほうがよい。
そう全てが都合よくゆくものではない。


―金高騰により、ポートフォリオのなかで、金の割合が30%を超えてしまった。ここは、リバランスすべきか。
これは、その人の、資産保有額による。
お金持ちなら、ほったらかしで良いと思う。(おそらく相続が重要であろうから)。
いっぽう、普通の人は、金の割合を15%程度まで減らすことも考えてよい。子供の教育費、住宅購入、或いは、老後が近い、などの理由があれば、金とは、まさに、そのような状況を視野に買い増してきたものゆえ、売って、生活に役立てるのが本筋。
その後お金に余裕が出来たら、また買い始めても遅くない。

 

さて、今日の写真は、千歳近くの厚真の親戚の農家から、差し入れてもらった、超新鮮な野菜の数々。
パリパリのレタスは、なにもドレッシングなど使わず、そのまま、むしゃむしゃ食べると、レタスの甘さが口の中に広がり、絶品。都会では、絶対体験できない野菜本来の味・うま味だね~
 

retasu

トマトは、朝どれを、その場で、トマト・ジュースにしてくれた。
これが、またまた、トマト本来の甘さだけで、これまで味わったことのないもの。
24時間以内に飲めとの指示であったが、10分で飲み切ってしまったよ。
 

レストランにいる豊島氏

それから、可愛い花は、なんだと思う? オクラだよ。
これが、またまた、そのままオクラをかじるだけ。

とにかく、差し入れられた野菜を全て、そのまま、ひたすら食する。
これぞ、贅沢の極みであった。

 

okura