「パウエルFRB議長は、やるべきことをやっている限り、クビにはしない。但し、利下げを大統領選挙前に開始すべきではない。(選挙で現職有利になるから 筆者注)。一般論として金利は低いほうが良い。利下げはすべきだ」
次々に市場を襲うトランプ発言の一例だ。
市場は9月利下げを見込むが、トランプ氏は、大統領選11月以降にやれという。FRBは政治的独立性が保証されているが、いっさいお構いなしで、中央銀行トップに対して人事権をふりかざす。
トランプリスクで2,500ドル近くまで急騰したNY金も、利下げに思わぬ一石、となると、2,400ドル近くまで急落した。
まさにトランプに振り回されている。
筆者の注目は、トランプ発言に揺れる台湾地政学的リスクだ。
「台湾は米国の半導体産業を盗んだ。そんな国に、軍事的支援をすべきではない。台湾は自らの国を守るために、米国に依存せず、自らの負担を増やせ」
台湾を中国から守るという発想は希薄なようだ。
加えて、NATO脱退、ウクライナ支援凍結など、案の定、地政学的リスクは悪化必至の情勢である。
これは、いずれ、金価格上昇要因として効いてきそうだ。


円相場もトランプ発言「ドル円相場とドル人民元相場は、信じられないくらい乖離している」が、円安ドル高批判と解釈され、一時は155円まで円高が進行。
しかし、その後、157円まで戻した。
まさに、モグラ叩きの様相だ。
それにしても、155円で「円高」とはね~。
外為市場の感覚も狂ってきたよ。
トランプ経済政策がまだ何もまとまっておらず、全ては、トランプ氏個人の発言ゆえ、トランプ相場の本番はこれからだ。


さて、ファイターズファンの東京の友人の母子が、一泊2日の弾丸でエスコンフィールドに来るという。
それは、疲れにくるようなもの、と諭した。
エスコンまでのアクセスが悪い。
交通渋滞、JR北広島駅は混みあう。地元の人たちでも、エスコンに行くのは大変だと言う。
とはいえ、それでも満員になるのが、ファイターズファン心理。