NY金が史上最高値を更新した。
2,500ドルも視野に入る。
今回の背景だが、まず米インフレ指標が穏やかな下落傾向を見せ、パウエルFRB議長の発言も9月利下げに向け一歩踏み込んだ。
曰く「物価目標の2%に達してから利下げしても遅い」。
エコノミック・クラブNYでの発言だ。
次に、トランプ暗殺未遂で、トランプ再選の可能性が高まり、中国・ウクライナ対応など世界中に地政学的リスクをばらまく男ゆえ、安全資産として、金が買われている。
とはいえ、トランプ大型減税と関税引き上げによる米国内インフレ再燃もありうる。
これは、パウエル氏率いるFRBにとって頭の痛い問題となろう。
インフレ対策としては、利下げどころか、利上げを考えざるを得ない局面も考えられるからだ。
しかし、総じて、金には追い風が吹き続いており、筆者は本欄で述べたように、2,700ドルを予測している。
中央銀行金購入、中国金需要、中東・ウクライナリスクの三大要因は変わらないからだ。
なお、円相場は介入あっても150円台の円安が続き、国内金価格にも上昇圧力がかかる。
その介入について、昨日出演したテレ朝番組がYahoo!ニュースに載ったので、以下に添付しておく。
8枚の番組映像をクリック。
為替介入めぐり投機筋vs政府・日銀 セオリー反する奇襲作戦か…介入もモグラたたき? (tv-asahi.co.jp)
恐れ多くも、神田財務官サマに盾突く人物となった(笑)