筆者は、今回の議会証言でも、パウエル氏は、市場を動かすような、重大発言は控えると見て、タカをくくっていた。
昨晩の二日目も、一応、見るだけは見ておくという気持ちで、深夜2時間半、生中継に渋々つきあった。
たしかに、重大発言はなかった。しかし、彼の本音が出た。
「インフレ抑制と雇用維持という二つの政策目標の同時達成が、果たして可能か、考え出すと、眠れない夜もあった。しかし、今は、可能だと自信を持っている」
これまで「充分な自信がない」と語ってきただけに、こんな本音に、市場は「いよいよ利下げ実行への布石」と、色めきたっている。
NY金は2,380ドル。日経平均は42,000円台。
円安は、いまや構造問題とはいえ、日米金利差縮小となれば、そろそろ160円で、「円安の宴」も中締め近しの感あり。
とはいえ、150円より円高はサステナブル(維持可能)とは思えないが。
さて、ウニ価格も高騰。
たしかに、昨年1柵3,000円程度のクラスが、5,000円。
上物だと、8,000円。
観光用の二条市場を覗いても、ウニ丼(小)で5,000円。
味も、例年のような、旬の香るような味覚が感じられない。
まぁ、他に美味しいもの、いくらでもあるから、ウニへのこだわりはないよ。
それから、中心部を歩いていると、中国語が乱れ飛んでいるよ。
20人級の中国人団体も目立つ。
とはいえ、燃料不足で、新千歳空港が受け入れられる国際便が減り、ホテルはキャンセルの嵐に見舞われているとか。
思わぬサプライ・チェーン逼迫。
空港の地上スタッフも足りていない。
筆者の親戚も、冬の除雪チームの元チーフというプロだが、OBも駆り出されている。
これは冬の話だが、夏季は、本業の農業も忙しく、空港は、慢性的人手不足。
円安でインバウンドは復活して、大丸のエルメスには中国人の列が出来ているが、一般道民の生活感は、輸入物価インフレが拡散して、厳しい。
唯一、ラピダス半導体効果の千歳だけが、バブルっぽい。
昨年も今年も、街中歩いていると、このブログ読者に「豊島さんですよね」と語りかけられ、あらためて、長く続けていると、ファンが日本中にいることを実感。
「6月は、更新減りましたね。体調崩されたのかと心配してましたよ」と言われ、「さぼって、申し訳ない」笑。