米大統領候補討論会で醜態を晒したバイデン氏を市場は早くも見切り、トランプ詣でやら、市場の反応予測の類が既に目立つ。
マーケットは変わり身が速い。
注目の市場の反応だが、トランプ政権なら、スタグフレーションとの議論が高まりつつある。
対中国を視野に高関税導入で米国内物価は上昇。史上最大規模とされる不法移民強制送還は不況要因と見做される。
結果的に、高インフレと景気悪化の同時進行(スタグフレーション)という最悪のシナリオが予想される。
これは、マーケットが最も嫌うケースとなる。
金が安全資産として買われるかもしれないが、金利が上昇するので、売られる可能性もある。
筆者は総じて金は買われるとみている。
その理由は、トランプのバラマキ積極財政で、財政赤字が悪化するは必至だからだ。
米国債格下げも視野に入り、ドル金利上昇に拍車がかかる。
それも、好景気による「良い金利高」ではなく、ドル・米国債不信による「悪い金利高」となろう。
外為市場も、米国経済に対する不信感が募り、ドル安に転じる可能性もあるが、金利高でドル高継続のケースもありうる。
この点は、今後発表されるトランプの政策次第となろう。
景気後退による利下げか、インフレ悪化による利上げか、FRB金融政策も正念場だ。
パウエル議長の発言も歯切れの悪い論調になりそうだ。
株価のボラティリティも激化しそう。
ひとつだけ、確実に言えるのは、世界中でトランプの本音を正確に読める人はいない、ということ。
なにせ、トランプ自身がどうなるか、分かっていないのだから。
こんな時こそ、独自の希少価値を持つ金の出番だと思うね。
さて、札幌も今日は30度超えだが、朝夕は18度。
当地の天気予報は、高湿度というが、東京のまとわりつくような湿気に比べれば、かわいいものだよ(笑)
ただ、異常気象で、近年は北海道でも梅雨らしき日々が目立つことは確かだ。
写真は、今朝、厚真(あつま)の親戚から送られてきた超新鮮野菜とハスカップ。
食パンに、この野菜だけのサンドイッチが美味しい。
ハムも卵焼きもバターもドレッシングも不要。
シンプルな、そして眞のベジタブル・サンドイッチだ。
新鮮野菜の甘さが味わえる。
都会のスーパーで売られる野菜に慣れた者には、実に贅沢な一品。
ミシュランの三ツ星もかなうまい。