やはり金は有事になると、売り圧力が強まる。
もちろん、中東リスクの不透明感が、下値を支えているが。
引き続き、2,400ドル前後の値固め時期。
24年は、まだ4月。
まだ8か月残っている。
上げ続ける相場はないから、本欄に書いてきたとおり、2,500ドルが上値とみる。


ここのところ、本格的調整局面を見ていないので、プロの視点としては、どうもしっくりこないね。
中東リスクは、さまざま報道されているが、混沌の一言。
確かなことは、世界中誰一人、中東情勢の今後を見抜けるひとはいない、ということ。
こういう地政学的リスクは陳腐化も速い。


なお、ドル円は155円突破しそうな様相。
日銀の利上げといっても、FRBのような0.75%3回連続などという芸当は出来ない。
0.25%やるか否か。
それだけでも日経平均は暴落するから、日銀植田総裁が「利上げの可能性が非常に強まった」と英語で発言しても、大した利上げは出来ないことを市場は見抜いている。
かたや、パウエルFRB議長は、年内利下げ見送りかも。
やっても1回。
結局、日米金利差はさほど縮まない。