欧米の金市場関係者が、「謎の金高」に戸惑うなかで、日本人個人投資家による金の「買い」が目立つ。
日本各地から「店頭で金が売れている」とのレポートが寄せられている。
従来であれば、こんな高い価格水準なら、圧倒的に「売り戻し」が多かったものだが、時代は変わった。
島国の日本に住む国民ゆえ、アジアの地政学的リスクが他人事とは思えず、更に、日本国内の政治迷走も、将来への不安感に拍車をかけている。
日銀がインフレを抑え込めるのか、不信感も募る。
このような状況下で、リスクヘッジとして金が本来の役割を期待されているようだ。
日本株も買うが、金も買う、というトレンドは健全である。