日米とも株高傾向強まるなかで金価格は依然2,000ドル超えの歴史的高値圏にある。
これは、株高といえど、米国では半導体のエヌビディア、日本では一部の大型株が主導する展開で、その他の銘柄には、逆に下げの事例も多い。
株価報道グラフを見ると、赤字(上げ)の銘柄と、青字(下げ)の銘柄が同時点で混在している。
それゆえ、株のリスクに対するヘッジも必要なので、株も金も買うということになる。
なお、エヌビディアなど、爆上げした銘柄を売却して、この一部で金を買っておくというような事例もある。
そもそも、筆者は、常に、ポートフォリオ運用として、主役は株で、金は脇役(ヘッジ役)と説いてきた。
金は配当も利息も生まないので、資産運用の主役になることはない。
こう書くと、金の「ファン」は、不満げな顔をするが、投資行動は、「好き嫌い」ではなく、客観的に判断すべきものだ。
ちなみに筆者がプラチナについて言及を控えているのは、個人的にプラチナの大ファンなので、入れ込み過ぎゆえ、客観的に見れないからだ。
そもそも一般論だが、商売物には手を出すな、と言われる。
銀座のクラブのママで、トップクラスは酒を飲まない。
そのかわり、客と話したことを、名刺の裏にメモして、次回の話題に使っている。
もって銘すべし。