今年に入ってから、日経平均が急騰しているが、誰が買って、誰が売っているのか、最新統計が東証から発表された。
それによると、買いは外国人投資家で1.4兆円。
売りは日本人個人投資家で1兆円。
外国人は日本の未来に期待感を抱くが、日本人は、日本の将来を悲観的に見ている。
個人投資家向けに新NISAが始まったが、まだ、売買統計に出るほど大きな数字には達していない。
その間、日経平均が下がると儲かる、いわゆる「ベア型」商品が、個人投資家には人気になっている。
ネット証券も積極的に販売している。
X(旧Twitter)の書き込みを見ていても、日経平均が上がると、不満のツイートが目立つ。
時代は変わったね。
ちなみに、金の世界でも、史上最高値圏で、従来なら売り戻し一色になるところ、今回は、買いも多い。
日本の、そして、世界の将来にリスクを感じて、リスクヘッジとして金を買っている、ということか。
日本人はバーゲンハンターと言われ、徹底して押し目を拾う傾向が顕著であったが、それは、バブル世代の事のようだ。
最近は、「金はいつになったら下がるのですかね」と聞かれると「ウクライナ戦争とパレスチナ紛争が平和的に終結して、中国が台湾独立を認めるとき」と答えている。