案の定、2000ドルを割り込むことなく、2020ドルを回復している。
 

昨日は、1月7-11日の米失業保険申請件数(解雇数)が、18.7万件と、9月以来、1年4か月ぶりの低水準になった。労働市場の強さが意識され、利下げを材料に上がってきた金には、逆風となるはずだった。たしかに、この統計発表直後は、金価格が急落したのだが、後場になり、反騰して2020ドル台を回復した。

そのキッカケが、ボスティック・アトランタ連銀の総裁発言。
インフレが順調に減速しており、7-9月期には、利下げも視野に入ると語った。利下げ時期が、年後半に後退しているが、とにかく、利下げを前提とした発言ゆえ、投機買いの連中が格好の買い材料に仕立てあげた感はある。

マーケットとは勝手なもの。

なお、円は148円台。米国債利回りは上昇。相関関係もバラバラ。