ウォラーFRB理事の一言で金価格が30ドルほど急落した。

同氏が「利下げも視野に入るが、慎重に対処せねばならない。引き締め過ぎのリスクも意識するべき」と発言したことで、NY市場では、早期利下げ期待論が一気に後退。

10年債利回りは再び4%超え。ドル円は147円台。

こういう発言ひとつが、NY市場全体を震撼させるということは、市場参加者が目先の方向感に確信を持てないからだ。

別の高官が、仮に「やっぱり利下げは急ぐべし」とでも語ったら、金は30ドル急騰するだろうね。

個人的には、こんな投機的相場をまともに、日々レポートするのも、馬鹿馬鹿しくなるよ。

基本的に、米国のインフレは減速しており、今年のどこかの時点で利下げはあるのだから、中期的な視点が必要だね。

今後、こういう短期的で意味のない動きは、ブログでいちいち取り上げないことにする。