年末進行の御用繁多でブログ更新間隔があいたが、その間、NY市場は基本的に感謝祭休暇。
先週金曜日も半ドンであった。
米国で感謝祭は、お盆みたいなもので、実家に家族が集まり、七面鳥を食べる。
金市場も薄商いだったが、ドル建て金価格は、先週金曜、そして週明けアジア時間に急騰して、2,010ドルを超えた。
材料としては、金曜日に発表されたS&Pグローバルの製造業PMI(景況感指数)が、2か月ぶりに「不況」水準に落ち込んだこと。
50が好不況の節目とされるが、49.4となったのだ。
世界的に原材料の仕入れが縮小して、更に、人員削減を迫られる流れが背景に指摘される。
FRBの強力な利上げの本当の効果が、今になって、出始めたとの見解もある。
金融政策効果は1年から1年半のタイムラグで顕在化するからだ。
NY市場では、年末を控え、キャッシュポジションを増やし、様子見の傾向が顕著。
その流れのなかで、金へ逃避するマネーも見られるわけだ。