先週金曜日、NY市場の後場になって、スポットの現物金価格も2,000ドルを突破した。
イスラエルの戦況が第二段階に入り、実質的な地上侵攻開始と市場では受け止められたからだ。
さらに、案じていたとおり、米国と、今回の火付け役であるイランの軍事的対立が顕在化するにいたった。
イラン傘下の過激集団が、アラビア半島紅海の方面からミサイルを発射。
米国も、座視するわけにもゆかず、シリア国内のイラン系集団を攻撃した。
このようにエスカレートしてくると、中東全面戦争のリスクが懸念される。
NY市場では、空売りの買戻しに加えて、新規買いも入るようになっている。
外為市場では、ドル安に振れる局面もあったが、総じて、ドル買い基調に変わりはない。
今週は、FOMCと雇用統計を控え、相当に荒れそうである。