今週発表される経済指標で最も重要な首題の指数が発表された。
パウエルFRB議長は、かねてから、サービス業の賃金が最も下がりにくく、最も頑固なインフレ要因と明言してきたからだ。
変動の激しい原油。食料、更に、住宅費まで除外した究極の物価コア指数が、「スーパーコア」と呼ばれ、パウエル氏が判断基準として最も重視している。(ちなみに、ここでサービス業とは、旅行、外食、医療など)。
そのサービス業景況感指数が54.5とかなり良い数字となった。
製造業景況感指数が50割れと低迷していることとの対比が鮮明だ。
しかも、内訳をみるに、雇用環境を示す指標と、サービス業が仕入れで払う価格水準を示す指標が、いずれも上昇している。
こうなると、市場では、追加利上げ観測が更に強まり、ドル金利もドル相場も急騰。
ドル円は介入観測にもかかわらず147円台半ば。
その結果、金国際価格は、急落した。

 

kitco

円建て金は下がりにくく、ドル建て金は上がりにくい地合いは変わらず。
さっそく、コリンズ・ボストン地区連銀総裁は、「インフレ抑制、道半ば」と語り、さらなる政策金利引き上げを示唆した。
総じて、インフレヘッジで金は買われるが、金利を生まないので、利上げには弱い。
かくして、秋相場入り後、NY金は二日続落となったが、ドル高(円安)は継続している。
なお、原油急騰も、インフレ期待を高めるので、金市場の視点でも無視できない。
原油最高値は庶民の生活を直撃するが、金最高値更新は、実生活との接点が薄い。
それゆえ、金高は政治問題化しにくく、規制も受けにくいという点も重要だ。


さて、今日の写真は、タコ!

 

タコ1
タコ2
タコ3

ピチピチ超新鮮なタコをサラッとゆでると独特の甘みが醸成され絶品。
大きなタコだった。
そして、中国を意識して、漁師さん支援の心で、ホタテも食べたよ。
(既に卸価格は3割安)。
福島は私の第二の故郷。知人も多く、ラジオ福島にトーク番組を持ったこともある。
パーソナリティーは、紅(くれない)晴美という、3の線の演歌歌手であった(笑)
「豊島ちゃん、ユーロって、なんだっぱい?」と生放送中に突然、突っ込まれ、ディレクターはあと20秒という表示。
そんな修羅場を潜り抜け、番組で「10秒残しの名人」とまで言われましたよ(笑)