Labor Day 連休明け、初日の国際金価格は、KITCOグラフ緑線の如く下げ。
9月の利上げは見送りとしても、11月利上げはあり得る、との見解で、ドル高が進行した。
ドル円は147円台。
その結果、円建て金価格は高値更新。
最近の金市場を象徴するような一日であった。

 

kitco

但し、追加利上げの有無については、NY市場で真っ二つに割れている。
昨日本欄に書いた雇用統計にしても、良い部分を強調すれば、金は売り。
悪いところを重視すれば、金は買い。
昨日注目されたのは、、ウォラーFRB理事FRB理事発言。
「先週発表された経済指標はとても良かった!」
えっ、かなり悪いデータが続いたけど、と思われるが、ウォラーFRB理事理事は利上げに積極的なタカ派。
それゆえ、月次の新規就業者数が3か月平均で10万人台まで減ってきたことを歓迎しているわけだ。
失業率悪化、賃金高止まりは、軽くスルー。
いずれ、ハト派のFRB高官が、反対意見を述べるであろう。
円相場も、11月利上げを見込み、ドル買い・円売りが続く。
いずれFRBが利下げに転じるときに円高に転じるが、それは未だ先の話で、当面は円売りポジションを維持の姿勢だ。
現在の円建て金価格には円安プレミアムが2,000円程度乗っているというのが筆者の感覚。


さて、秋には欧州に行こうか、スペインのバスクあたりに興味あるな、今年は金の国際会議もスペインだし、などと思っていたら、バルセロナにとんでもない数の観光客が殺到して、ついに、バルセロナには来ないでくれ、とのお触れまでだされる始末。
なにせ、人口150万人程度の都市に10倍以上の1,500万人超もの観光客が押し寄せて、しかも、マナーも悪く、住民が困っているらしい。
そこで、市は、ホテルなど宿泊施設の新設を禁じたとか。
いやはや、コロナ後のリベンジ消費・旅行はマダマダ続いているね。
フランスの人気観光地、モンサンミシェルでも、同じようなことが起こって、観光客の訪問を控えるように訴えている。
しかも、欧州行きのフライトはロシア上空を飛べず、現地の物価は対円のユーロ高で高く、しかも、異常気象で熱波直撃。
まだ、米国行きのほうがマシだ。
私は仕事でNY行きは回避できないが、個人的には、北海道が良い(笑)
京都も祇園の行きつけ「らく山」に行きたいのだけど、相変わらずの37度とかの酷暑が続いており、うっかり行けない。
らく山の大将が鱧にシャキシャキと包丁を入れる音を思い出しては、ごくり唾を飲み込んでいる次第(笑)