米国では9月第一月曜日に指定されているlabor day(労働者の日)が終わると、いよいよ秋相場入り。
親分たちも夏季休暇から戻り、本格的な売買が再開する。(8月は、子分たちが、相場を荒らすだけ。)
その前に、9月1日金曜日には、雇用統計発表があり、注目された。
結果は、良いとも悪いとも言える内容。
月間就労者数増は10万人台で落ち着いてきた。
長く、月30万人以上の増加が続いたので、労働市場も、随分落ち着いてきた。
とはいえ、失業率は3.8%で、FRBが目標とする4.5%には、遥かに届かない。
これは歴史的低水準で、あれだけ利上げしても、失業者は、極めて少ない。
これは労働市場の過熱が未だ冷めずとの見方につながる。
そして、賃金(平均時給)は年率4%以上で、これも高い水準。
これらを総合すると、良くもあり、悪くもあり。
金市場にとっては、雇用統計が悪ければ、利上げ引き締めが効いているということで、追加利上げ観測は後退するので、金利を生まない金には追い風。
雇用統計が良ければ、金には売り要因。
どっちともいえるので、雇用統計だけで金価格は結果的に大きく動かなかった。
当面、連日、発表される経済統計に反応して金価格が変動している状況は変わるまい。
例えば、景況感指数が良ければ、不況に強い金の出番は無いとの解釈で売られる。
悪ければ、買われる。
株式市場では、米経済が軟着陸(ソフト・ランディング)、つまり、ほどほどの物価上昇で、ほどほどの景況感で、極めて心地よい状況と言われ、株の買い要因となっている。
これが、金市場だと、ソフトランディングでは、インフレヘッジやデフレヘッジとしての金の出番は無くなるので、金売り要因とされる。
今日の写真は、山梨県笛吹市から直送のマスカット。
大粒で、フルーツタルトに載せて食べたり、そのまま食べたり、楽しめる。
ところで、金価格より気になる、大谷クン、今日の試合を突如、欠場。
練習中、ハーフスイングしたとき脇腹捻ったそうで、超心配。
さすがにWBC以来、出続けで、調子に乗りすぎた感。もう消化試合だから、休みなさい。
はやいとこトミージョン手術したほうがいいよ。
そして、個人的希望としては、やっぱり、NYヤンキーズに来てほしいね~。そしたら、NY出張が倍以上に増えそう、否、増やしそう(笑)
それにしても、どこのライバルチームの監督も、「個人的には彼のファンだよ。見ていて楽しい」と言う。
ただ、米国は、なんといっても、人気順にアメフト(含むカレッジ)、バスケ、そして野球。
だから、米国の一般国民の話題としては、日本で騒がれるほどではない。
「全米がビックリ」というのは、やや大袈裟。
スポーツといえば、ゴルフ界も変わった、特に女子ゴルファーで凄い新人が相次ぎ優勝している。
先週のポートランドクラシックも、距離が短いので、過去にも宮里選手など日本人が上位で活躍したものだが、近年は、パワフルなアジア系新人女子ゴルファーが、ハザードのはずのフェアウェイバンカーなど軽く真上を飛ばして、攻めてくるので、26アンダーなどと、とんでもない好スコアで優勝してゆく。
日本でも今年デビューの櫻井選手が270ヤード以上飛ばして、既にシーズン3勝。
渋野選手が、ポートランドで同伴競技者に100ヤードおいてゆかれたと、唖然としていたのが印象的。
いやー、時代は変わったね~~。