市場注目の25日ジャクソンホール会議でのパウエル講演。
結論からいえば、これまでの発言を踏襲しただけで、サプライズは一切なし。
結局、今後の米国経済には不透明要素も多く、パウエル議長も読めず、市場も読めない。
その結果、日米金利差は変わらず、ドル高・円安傾向は変わらない。
外為市場ではドル高、金利は若干上昇ということで、金には下げ圧力がかかったが、大したことはなかった。
円建て金価格には引き続き円安要因で上昇圧力がかかりやすい。
さて、ジャクソンホール会議が終わり、9月第一週のレイバーデー(Labor Day)連休が明けると、いよいよ秋相場入り。
チーフトレーダーなど親分たちが夏季休暇から戻り、NY市場の売買も本格化する。
市場全体に不透明感が払しょくできず、経済統計に一喜一憂する状況が続きそう。
中期的方向性が明らかになるのは、秋以降となる。
さて、処理水問題で中国では日本製品ボイコットが指導部主導で起こっている。
中国政府としては、経済問題で中国国民の不満が沸騰するリスクがあるので、日本を悪者に仕立て上げ、国民の関心を外に誘導する目論見が透ける。
日本側は中国の処理水濃度資料を公表して、具体的に反論すべき。
現状の日本の反論はまだまだ生ぬるい。
中国は、相手が不作為ならば、徹底的に、突いてくる。
筆者は、ビジネス交渉の場で、この中国流のやり方をいやというほど経験した。
きっちり強く反論する方法もカラダで覚えた。
中国側の裏付け資料もない、お粗末な口撃に、あきれるだけでは、物事は進展しない!
さて、困った。
帰京したものの、都内で野菜を買えばフニャフニャ。
スイカを買えば、ボソボソ。
北海道の採りたて素材に慣れてしまったので、都内で売られている素材では、食べる気がしなくなってしまった。
困ったぜ。