お盆の間に国際金価格は、じり安傾向で、大台を割り込んだ。

 

kitco

キッカケは今週火曜日に発表された米小売り売上高。
GDPの6割を占める個人消費を見るうえで、非常に重要な統計だ。
結果は、事前予測0.4%増のところ、0.7%増に上振れサプライズ。
これだけ利上げしても、米消費者の消費性向は衰えない。ここは、まだ利上げを継続して、消費を冷やし、インフレとの闘いを継続する必要があろう、との見解が支配的になり、ドル金利は上昇。
特に4%が壁といわれた米10年債利回りが4.2%台まで急騰したことは、サプライズであった。
その結果、外為市場ではドルインデックスが103まで上昇。ドル高(円安)進行。
国際金価格には逆風が強まった次第。
但し、8月は夏季休暇相場。商いは薄く、投機筋の仕掛けが多い。
金売りも、そのひとつ。
8月中には売りも買い戻される。
1,900は割れても底は浅い。
10~12月を視野に考えれば、今が安値期。
利上げといっても最終局面。
あと1回やるか、やらないか、は、もはや大きな問題ではない(短期投機筋を除いて)。
今後は、5.25%から5.5%のレンジまで引き上げられた米政策金利水準をいつまで続けるか、のほうに市場の関心は移る。
FRBの基本姿勢は、インフレは再燃しやすいので、来年まで、現水準を継続するというもの。
そのうえで、来年中には利下げへの転換もありうる。
したがって、1,900割れの売りは続かない。底は極めて浅い。
10~12月期に向けての助走期間と位置付けるべき。


さて、今日の写真は、富良野スイカと富良野メロン。
この超新鮮でジューシーな食感は現地でしか味わえない。
特に、スイカは、今年の暑さのせいか、絶品。
本州のスイカと決定的に違うのは、きめ細かなシャリシャリ感。
私は、富良野スイカより、雷電スイカのほうが好きだけど、富良野もいける。
富良野のメロンは、説明の必要もあるまい。
現地では、蔦が落ちて、自然に熟したもののほうが安く旨い。
贈答用には、配送中に熟れすぎてしまうので、ツタがしっかりついた固めのスイカが使われる。
新千歳空港の土産物屋で売られている富良野メロンの価格の高いこと。びっくりだね。


33階の部屋から景色見ながら、食べる味は格別だよ。

 

メロンとスイカ