プーチン体制を揺るがせたワグネルの反乱には驚いたが、真相は闇の中。
専門家があれこれ言っても、世界中で真相を知っている人は誰もいない。
プーチン自らも、これからどうなるか、分からない。これだけは確かだ。


有事の金は?という質問もあったが、現状では動かず。
今後、プーチン体制が崩れるような大事が起これば、地政学的リスクによる金買いも起こり得る。
ここは、ただ、今後の展開を見守るしかない。


筆者が気になるのは、ロシア側につく、中国の習近平の動き。
当面傍観の様相だが、対米の視点では、中国のリーダーシップが相対的に強くなろう。
ロシア国民は、資産防衛のために、外貨そして金を買う動きが益々活発になっている。
ロシア中央銀行も経済制裁で国際金市場にアクセスできない現状では、民間に公的保有金を放出せざるを得まい。
民間産出業者からの金供給も、国民層に出回ることになりそうだ。
なお、世界的には、有事の金より有事のドルの流れが顕著だ。
以前ならば、安全通貨とされた円が買われる局面だが、今や、円高神話は崩壊している。
やはり、流動性と言う観点からは米国債市場規模が桁違いに大きい。
金の市場規模は限定的ゆえ、全ての逃避マネーの受け皿にはなれない。
長期的には、新たな地政学的要因により、金価格の下支え要因がより堅固になった。


なお、日本株と円安にも独自の色々な動きが見られる。
こちらは日経電子版筆者コラムに随時書いている。

 

日経電子版筆者コラム1
日経電子版筆者コラム2

さて、今年も札幌サテライトオフィスへ移住の夏の季節になった。
今年の札幌は超超混み合い大変なことになりそう。
なんせ、ホテル代が高騰。
昨年、2泊3日で4万円程度の安価な旅行パック(航空運賃、宿泊込み)に使われていた中心部の老舗ホテルの普通の2人部屋が、一泊8万円に高騰!
韓国人も殺到しているらしい。
それでも、東京の夏の湿気には耐えがたく、今年も夏は札幌である。