20日のNY市場では、5月米住宅着工件数が、前月比21%増と7年ぶりの伸び率を見せた。
FRBにしてみれば、これだけ利上げして、住宅ローン金利が6~7%の高水準でも、マイホーム需要が衰えないか、との気持ち。
人気の中古住宅が在庫不足になり、新築の需要が増えているというのが実態だ。
いずれにせよ、市場では、やはり、更なる利上げが必要か、との認識が再び浮上した結果、金は大幅に売り込まれた。
そして、本日から2日間、パウエルFRB議長は、議会上下院証言の場に臨む。
3時間近くの長丁場で、議員たちから、あれこれ聞かれる。そこで、なにを語るか。
なんといっても、市場は利上げ2回のFRB予測を信じていない。
この官民認識ギャップを必ず突かれるであろう。どのように答えるか、見ものである。
それから、なんとも奇特な御仁のお話。
保有していた金・プラチナ塊が2億8千億円以上になり、高規格の救急車など将来のために使って欲しいと、ポンと市に寄付した!
ご本人はこのように語っておられる。
(そもそも金の延べ板はどのようにして集められたんですか?)
「4~50年前に買ったものです。将来値上がりするっていうことを友達からも言われていました。それから段々と円高になりある時に急激に上がり、4~50年前に買ったものが10倍ぐらいの価値になってすごいなと」
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価値は”2億円以上”「金の延べ板」「プラチナの延べ板」など約30kgを大阪・箕面市に寄贈 87歳男性「高規格の救急車や将来の発展のために活用して」(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
実は、私もセミナー後に、キャリーバッグにプラチナ1キロバー6本持ってきた参加者から。
これ寄付したいのですが、といわれてビックリしたことがある。
「豊島さんのコラムを読んでいなければ、これ買うこともなかったと思うし、まだ、持っている分で十分に儲かっているし」。
金価格がグラム1万円にでもなれば、こういう事例が未だ出て来そうな予感。
そして、今日の写真は、山形直送のさくらんぼ。
もう、そんな季節だ。
恒例のサクランボ狩りにでも行くか。