3月CPIは、ヘッドラインで年率5%まで下落。


しかし、コアCPIは年率5.6%と高止まり。家賃、賃金などが下がりにくい。
NY金は、素直にCPI下落=利上げ後退の連想で買われた。2030ドル近くまで上がっている。
いよいよ2000ドル台を固める動きだが、そう簡単ではあるまい。

CPI発表後、二人のFRB高官が発言した。


まず、バーキン・リッチモンド地区連銀総裁が「我々はコアの数字を見ているが、未だ、下げ方が足りない。まだ、やるべきこと(利上げ)がある」と明言した。
「金融不安により生じるクレジット・クランチと、これまでの利上げの効果がタイムラグにより、どの程度出てくるかを注視している。」
「未だ、一か月、二か月、三か月と、我々のターゲットに向かう数字が出てこないので、(我々が動く)切迫感に欠ける。」
とも述べている。

いっぽう、デイリー・サンフランシスコ地区連銀総裁も「住宅を除くサービス産業のコア・インフレ指数が下がらない」と語り、やはり「まだ、やるべきことがある」と明言した。

更に、3月FOMC議事録が発表され、FRBは銀行不安が、今後の景況感悪化を誘発すると述べていたことが注目された。これも、金には上げ材料だ。

さて、昨晩は関西出張帰りに、京都・祇園、お馴染み「味のらく山」に寄った。いつもながら、ここで本格日本料理を食べると、東京で供される料理が、おままごとみたいに思えてくる。これが、ホンモノの材料と料理人だよ。筍は、良質の筍を探し歩き、ここだ!というところと、とことん付きあう。

マル(すっぽん)も旨かったな。仕事忘れて、はんなりした時を過ごすことが出来た。料理は真剣勝負だけどね。
未だに、私はたまにしか行けてないのに、このブログ読者たちが、常連になってしまったらしい。(笑)