米国のインフレがピークアウトして、利上げ幅も0.75%から0.5%に減速となる、との見解が市場を独り歩きしている。
これは先走りだ。
まず、パウエルFRB議長は、インフレがピークアウトと断じるためには、1回や2回のインフレ指標低下では不十分と常日頃から語っている。
CPIが7.7%まで低下しただけで、結論づけることは絶対に無い。
少なくとも3回連続のインフレデータのかなりの低下が必要となろう。
2023年前半は、まだまだ金利水準は高いことは覚悟せねばなるまい。
利上げから利下げへの転換(pivot)など、2024年の話になるかもしれない。
とはいえ利上げ不況が本当に深刻になれば、利下げによる金融緩和政策へのピボットとなろう。
ここが、金が上昇するシナリオだ。
繰り返すが、全ては、今後の雇用統計やCPIなど重要な経済データ次第なのだ。
足元での資産価格変動は、フライング気味である。
じっくり構えてマーケットを見る必要があろう。


さて、今日の写真は、富士山麓で紅葉&ゴルフ。

 

富士山麓で紅葉&ゴルフ

米国感謝祭の期間中はマーケットの喧噪から解放され、仕事から離れて、美味しい空気を目いっぱい吸ってきたよ(笑)
富士山も午後遅くなると、朝とは違った顔になる。
 

富士山1
富士山2