金の世界でイギリスといえば、世界の現物市場の中心だが、英国人が個人的金保有に興味を示さなかった。
それが、今回のトラス新政権のバタバタで年金不安が顕在化。
運用にレバレッジをかけたデリバティブを使っていたとか、マージンコールをつきつけられ、やむなく保有英国債を投げ売りした。
英国は終身年金だけに、国民のショックは大きい。
そこで、「自分年金」の一部として金購入が増えてきたわけだ。
更に、米国を上回るインフレに対するヘッジともなる。
それにしても、欧州の金需要と言えば、ドイツとスイスが中心で、ロンドンは、あくまで取引の場を貸すだけであった。
それが変わる兆しが見られることは注目に値する。
同じアングロサクソンの米国も同様だ。
その英国リスクについては、以下のYouTube豊島逸夫チャンネルで2本、立て続けに、それぞれ8分解説したところだ。
参照されたい。


為替介入に伏兵、イギリス発、とばっちり円安要因



市場を震撼させた英国リスク、これからどうなる

 


さて、今週は関西出張中。
日中、一旦、ホテルに帰り、執筆とYouTube発信を行った。
比叡山と東山を見ながらの、良い仕事環境だ。
今夜は、祇園のゆきつけ「味のらく山」へ。
これがモチベーションで働いている(笑)
京都にもかなり観光客が戻りつつあるね。
空前の旅行ブーム(インバウンドと日本人同時に動く)の兆しを感じている。
まだまだですよ、豊島さんと言われるが、他国を見ても、リベンジ旅行ブームは、いきなり来るもの。
その結果、米国では現場に人出不足が生じている。
人出不足で営業できないレストランとか宿泊施設が多い。
この現象が日本でも起こると予測する。

 

関西出張中の景色1
関西出張中の景色2