NY金価格が膠着するなかで、円安進行次第の国内金価格。
昨晩米生産者物価指数(PPI)が前月比0.4%上昇。
市場予想0.2%を上回った。
年率で8,4%から8.5%へ上昇したことになる。
サービス業や食品、エネルギーの価格高を反映した結果だ。
動きの激しい食品・エネルギーを除くコア指数は年率7.2%の上昇。それでも極めて高水準だ。
これを受け、円安147円目前まで進行。
この稿がアップされる頃には147円台か、或いは、日銀介入か。
筆者がもし介入担当だったら、ここで一発、頭を叩いておくところだが。
果たして、介入の現場は、どう見ているのか。
というより、財務省の判断やいかに。
日銀介入班の人たちは、市場の実態を知っているプロだから、為替介入の虚しさを知っている。
しかし、上から、やれと言われれば、動かざるを得ない。
上も、とりあえず、円安抑制のために、やるべきことはやった、という形にしておきたいのだね。
それで3兆円を無駄玉と知りつつ為替介入に投じた。
そもそも外貨準備は、為替介入資金として積み立てておく意味もある。


そして、今晩は、今週のメインイベント、米消費者物価指数(CPI)発表。
日本時間9時半。
そこで、9時20分からYouTube豊島逸夫チャンネルでライブ配信。
既に登録者数が1か月ほどで1.9万人を超えたので、ぶっつけ本番で行くよ。
YouTubeで収益化など相変わらず考えもしないが、「心に沁みる」コメント欄を見るにつけ、モチベーションは上がっている。
素っ気ない作りも変わらないけどね(笑)
ただ、前回は電波不安定で途切れることがあったので、今回は、別な回線から発信してみる。


なお、NY市場では、この不安定な市場環境のなかで、外国為替市場で安全通貨としてドルを買う動きも目立つ。
これはストレートにドル高要因だ。
ところが、米債券市場では安全資産として米国債を買う動きも顕著だ。
これは、皮肉なことに、米10年債利回りの下落要因、即ち、ドル安要因になるので、ややこしい。
なお、昨日は、読売テレビや産経新聞に為替についてコメントした。


https://www.sankei.com/article/20221012-5E6AYPL3URPWNKDRIZSZADURRY/?s=03 


そして、今日は、亀井君と池水君の3人が集まり、恒例、日経マネーの金鼎談。
毎回ながら、3人でワイワイ論じるのも楽しい。
概ね、例年、この二人が強気派で私が弱気派という対決になるのだが、今回は、果たして、どうかな?