国際金価格(ドル建て)は1,700ドル前後で大きく動かず、もっぱら円安進行で国内金価格(円建て)が上がる展開。
安全資産が金よりドルということだね、今の段階では。
そこで、金市場も注目は為替要因。
特に日銀為替介入はあるのか。
レーバーデー連休が終わり、NY市場は、いよいよ秋相場入り。
株価が読みにくいので、「ローリスク、ハイリターン」のトレードとして円売りが週明けから注目を浴びている。
これまで日本や円に興味も示さなかった外国人投資家層までが、噂を聞きつけ、大挙、新規参入或いは検討中だ。
売りが売りを呼ぶ連鎖の様相である。
「ローリスク」と判断されるのは、日銀動けず、との認識が共有されているからだ。
特に、140円台になると、為替介入リスクが話題になるのだが、日銀に勝ち目はないと見切られている。
ドルインデックスはついに110の大台を突破。
世界的ドル高傾向に逆らって日銀が単独で円買い・ドル売りに走っても、限界がある。


更に、今回は、ECBの大幅利上げを視野に、、対ドルで投機的ユーロ売りも同時進行している。
円売りを制限すれば、ユーロ売りに飛び火の勢いが加速する。
ここは日米欧など主要中銀の協調が必要となろう。
しかも、寄合所帯で難題山積のECBは、内部の意見統一に手間取りがちだ。
マクロの視点でも、今回ばかりは、これまでの「介入の常識」が通用しない。
コロナ対応で未曽有の規模のマネーがばら撒かれ、外為市場にも大量流入。
レバレッジも含めマーケットの流動性が桁違いに増加しているからだ。


更に、前回2011年の日銀介入から10年余りの期間に生じた外為市場の構造変化も見逃せない。
NY市場では高速度売買が一般化した。
外為投資層も、レディットマネーから富裕層まで新規参入者が急増した。
仮想通貨売買や新規上場で機関投資家並みの資産規模を持つ個人投資家も少なくない。
原資は親の持つテキサスの大牧場を売却して得た、という事例が印象的であった。
ウォール街離れの傾向も目立つ。
筆者は、NYマンハッタンの古い貸しビルや、郊外の大きな住宅に大型コンピュータを据え付け、数人の若者を雇い、通貨投機を仕掛ける人たちに会ったことがある。
真夏だったが、機材保護のため、フロアは寒かった。
そこでは、日本についての知見は殆ど持たず、直接会った日本人市場関係者は筆者が初めてという人たちが、円を売買していた。
日銀為替介入は、もぐら叩き、或いは、藪蛇と化すリスクを孕む。


さて、エンゼルス大谷くんの活躍は、国内が変な話題ばかりなので、日本人として爽快だね。
ホームラン数は、ヤンキーズのジャッジの50号越えが断トツだが、大谷も今や第二位。
そして、投手としても、規定投球回数になんとか到達できそうなので、一躍、防御率でベスト5(あるいはベスト3)に入る可能性が出てきた。
奪三振200超えもほぼ確実。
さーて、MVPは、ジャッジか大谷か。
まぁ、NYヤンキースの影響力は無視できず。
でも、日本人としては、贔屓目で、大谷でしょう、ということになる(笑)
それにしても、最近の大谷のスイングは、突っ込まず、スムーズに振れて、球の内側を叩いている、という解説に納得。
だから、自打球で痛がる光景が見られなくなったよね。