最近、様々な「消息筋」を通じて、多くの苦情が寄せられている。
「グルメ」関連のコンテンツが不足しているとの指摘だ(笑)
まぁ、たしかにねぇ。コロナ禍で外食機会は減ったし、たまに食べる機会があっても、旨いモノ食べることに夢中になり、写真撮るのを忘れてしまう傾向はあるね。
それに、なんといっても、マーケット大荒れの状況が続いているので、筆者のアドレナリンも全開状態が続き、詳細な説明に終始しがちな傾向も否めない。
反省しております。
もっと、心に余裕もたなくてはね。ガッツリ投資を戒めている筆者が、ガッツリ・マーケット状態になっていたよ。


さて、今日の本文は、ブレイナード次期FRB議長爆弾発言やFOMC議事発表での金融引き締め強化傾向を受けて、プロが注目する一つの変数が意外な動きを見せていること。
それは市場の期待インフレを示すブレークイーブンインフレ率(BEI)5年ものが下がっていること。
3月には1日の3.14から25日には3.59まで上昇していた。
それが今週は以下のように下落しているのだ。

 

ブレークイーブンインフレ率(BEI)5年もの
拡大
ブレークイーブンインフレ率(BEI)5年もの

これは何を意味するのか。
FRBの利上げと資産圧縮の合わせ技が効いて、強力な引き締めによりインフレが鎮静化に向かうことを示しているのか。
金利上昇という下げ要因と、インフレ進行という上げ要因の綱引き状態が続き、足元では、膠着状態が続いている国際金価格を見るにあたって、注目すべき変数の変動だ。
なお、仮に米国の政策金利が2022年から2023年にかけて2%から更に3%にまで引き上げられると、日米金利差は更に拡大して、円安が130円台にまで進行しても不思議ではない。


昨日は、お馴染みお騒がせのブラード・セントルイス連銀総裁が、FOMC議事録に記された程度の引き締めでは、まだ、生ぬるい。
2022年末までに政策金利は3%以上に引き上げるべき、と吠えた。
なにせ、同氏が昨年は「2022年3月には利上げ開始せよ」と唱えた最初の人物で、筋金入りのタカ派ゆえ、注目度は高い。
思えば、昨年の段階で、今年の3月に利上げ開始という観測は、当時、「マジ?本気かい」とマーケットでは俄かには信じがたいという反応だった。


それが、今や、これも同氏が主張したとおり、5月には0.5%幅の利上げとなりそうだ。
インフレ懸念で上がっている金価格にとって、9か月程度で3%も利上げされたら、さすがにキツイ。
今後の年内FOMC会合ごとに0.5%幅に利上げを続けるということゆえ。
但し、マーケットは、同氏発言をスルーしている。「まさか」という反応だ。
今後の展開を注視したい。