3月21日付 日本経済新聞のグローバル市場にて「ニッケル高 金融不安の芽」というタイトルでニッケル先物価格暴騰の顛末が詳細に報道されている。
欧米市場でも大きな話題になり、且つ、強い批判の声があがっている。
特に、ショートスクイーズが発生した当日の多くのニッケル先物売買を取引所LMEがキャンセル(取り消し)するとは、開いた口が塞がらない。
取引所の看板降ろせ、との荒げた声が市場内には飛び交う。
LMEといえば、歴史あるロンドンの取引所だ。
LME価格といえば、世界的な指標価格である。
LMEの声明文も市場関係者の神経を逆なでする。
「いまや未曽有の時期。断腸の思いでの決断。長期的市場安定と短期的な市場関係者の売買益の二択であった。」
しかし、今のLMEは香港の取引所に買収されている。
今回問題となった世界最大級のニッケル生産会社も中国企業。
取引銀行は中国建設銀行。銀行団の緊急融資でマージンコール(追加証拠金)を支払ったとされる。
その背景には、中国金融監督当局の存在もちらつく。
さて、昨日、初めてPCR 検査を受けてみた。
勿論陰性。
生まれつきの鼻の穴が湾曲しているので、PCRの細い検査棒を入れにくいと言われた(笑)