ここのところ、ビットコインの価格が下げている。
6万ドル以上まで急騰後、4万ドル前半まで下落中だ。
マネーがビットコインから金に「先祖返り」しているとも見られる。
金とビットコインは、常に比較され話題になる。
最近では、ゴールドマンサックスが、ビットコインが徐々に金市場のシェアを奪っていくとのレポートを発表した。
筆者は、価値の保存手段としては数千年の歴史がある金に軍配が上がるが、価値の交換手段としては、ネット環境があれば決済できる仮想通貨が有利と一貫して述べてきた。
その考えは今も変わらない。
それから、世界最大ヘッジファンドの創始者で、カリスマ投資家のレイ・ダリオ氏が、昨日米国CNBCで長めのインタビューを受け、金融政策が引き締めになっても、通貨価値の希薄化は変わらず、金やビットコインが注目されると述べている。
同氏は以前から金保有を推奨しており、その考えは変わっていない。
ビットコインは認めつつも、やや懐疑的だ。
金は、好き嫌いが激しいので、賛成論と反対論が極端に常に対峙する。
賛否両論渦巻く状況は今後も変わるまい。
足元の金は、昨日詳説した、「FRBマネー回収ショック」のあおりで、1,790ドル台まで下落。依然、レンジ内に留まる。
量的緩和でばら撒かれたマネーが急速に回収されると、クレジットクランチ(流動性危機・信用収縮)が起きて、マネーが安全資産に流入するシナリオも考えられる。
さて、今朝は雪の後。朝日が雪積もった木に反射して、桜色綺麗だった。
電信柱とかが映ると無粋だけどね。