セブンイレブンは鶏「からあげ棒」の販売を順次中止。焼き鳥チェーンでは、人気商品の鶏皮串を一人一本に。
タイなど東南アジアでのコロナ感染の影響で鶏肉の生産量、輸入量が大幅に減っているからです。
更に、「松屋」は牛めし並盛を320円から380円に値上げ。
これは、中国の牛肉消費増で米国産牛バラ肉が高騰したためです。
そして、ケンタッキーフライドチキンはポテトの販売を一時中止の店も。コンテナ船不足による入港遅れが原因とされます。
メルシャンも、一部ワインの販売を休止。これもコンテナ船不足で原料用ワインの入荷停滞が理由とされます。
私の大好物である牛タン厚切りセットも、なんと600円値上げで、2,600円くらいとか。
オーストラリアで労働者が足りず入荷不足らしい。
コロナ前は仙台での対面セミナーがあると、必ず行きつけの牛タン屋に寄っていたものです。
それやこれやで、世界的な「供給制約」の影響を我々も日常生活で感じる展開になってきました。
この「供給制約」は、本欄でも繰り返し書いてきたことですが、パウエルFRB議長が今、最も持て余している問題。
この異常現象はいつ終わるのか。
当初は年内に収束見込みでしたが、今や来年も続くとの見通しが増えています。
日米とも企業決算期発表の時期ですが、社長の発言として、供給制約によるコストアップが長期化の見通しと、頻繁に語られています。
金市場でも、供給サイド由来のインフレが長期化すれば、インフレヘッジの金買いが増えるとの発想になります。
いっぽう、物価上昇を抑え込むためには、金融政策を引き締めて利上げを急ぐかもしれません。
これは、金利を生まない金には強い逆風です。
この金の強い買い材料と売り材料が交錯しているので、1,800ドルを挟み乱高下が続いているわけです。
インフレを意識すれば年内1,900ドル。
利上げを意識すれば年内1,700ドル。
いずれにせよ、歴史的な高値圏に留まることに変わりはありません。
さて、今日の写真は、秋田のおばあちゃん直伝の全て自家製「きりたんぽ」。
これは、お米から作るので時間がかかる。
金市場とかブログどころではない(笑)
コロナ禍の「おうちごはん」ではメインのメニューに。
そして、頂き物の、丹波黒豆と栗のセット。
これが、きりたんぽと相性が良い!