最近、欧米メディアでも、貴金属関連記事が減ったのだが、昨日はウォール・ストリート・ジャーナル紙が久しぶりに「銀急落」の記事を載せた。
要は、銀は産業用需要というコモディティの面があるから、世界経済がやや減速気味の今、金より売られやすいという内容。
そもそも、銀は市場規模が小さいから、値動きは激しい。ざっくりボラティリティは金の倍くらい。
それが投機好きの米国人には魅力となる。ジム・ロジャーズも貴金属といえば銀というくらいだ。
しかし、リスク耐性が弱い日本人には向いていないと思う。
それでも、銀のファンは根強くいる。
どうしても、かさばるが銀の地金が欲しいという人も少なくない。
でかい銀地金を保有して、どうするのか、と思ってしまうが。
それは各人の自由。


さて、日経平均は12年ぶりに8日連続の下げが一般メディアでもニュースになっている。
外国人投資家が「岸田ショック」で売ったとのもっともらしい解釈もあるが、実態は、単に買いポジションを売り戻しただけ。
日本のメディアは、なにか、話を複雑に難しくしたがる。
でも岸田政権の経済政策は欧米市場で完全にスルーされている。
関心のあるのは、ほんの一握りの親日派と日本株セールスデスク。
日本株を荒らすと海外投機筋は、日本について知見もないし、勉強する気もない。
要はマネーゲームとして日本株をいじっているだけ。
虚しい。


今日の写真は、札幌アグリスケープの自家飼育鶏。
プレノワールという鶏肉なのだけど、コリコリして噛めば噛むほど旨い鶏肉。
これ食べると、普通の鶏肉を食べる気がしなくなるほど。

 

プレノワール