安倍首相もトランプ大統領を見習ったか、と言われている、対韓国輸出制限発動。
タイミング悪いですね。G20大阪で議長国として自由貿易を唱えた直後に、その自由貿易の対極にある輸出制限を課す、という動き。
日本人として最近の韓国政府は理不尽だと感じます。
とはいえ、その対策として、半導体などに不可欠な素材の輸出制限発動は、最後の切り札です。
G20直後にその切り札を使うということは、世界に対する印象が良くないですよ。
参院選挙を睨んだ政策とも見えますが、国内政治的な発想で、経済政策を打ち出すのも、世界の理解を得にくいことでしょう。
韓国叩きや中国叩きは票稼ぎには有効なことは事実ですけどね。
報復合戦にもなりかねず、それこそ、今問題の将来の年金原資確保などにも影響を与えかねません。
輸出制限などの保護主義では経済の成長は見込めないからです。
縮小均衡の負のスパイラルに陥るので、年金を運用しても増えない、或いは損失で減ってしまうという結果も懸念されます。
縮小均衡というのは、限られたパイを皆で食いあう状況ですから。
 
金の世界で輸出入制限という事態は、南アのクルーガーランド金貨輸入禁止という事例が1980年代にありました。
当時、アパルトヘイトという人種差別政策を続けていた南アに対して、米国などが、南アの基幹産業ともいえる金を標的にしたのです。
その結果、当時はカナダのメープルリーフ金貨が漁夫の利を得るという結果になりました。
80年代は、金産出国といえば、ダントツで南ア。
それが、今や世界最大の金生産国はダントツで中国。時代の流れを感じます。
今では、南ア経済の金依存度は低くなっています。
南アには優秀な金鉱山技術者たちが多く居たのですが、多くは、オーストラリアとか南米、ロシアそして中国などの金生産国に「頭脳流出」してゆきました。
現在の南アの金産業は空洞化といえます。
 

さて、蒸し暑いですね~~(汗)
私はスキーヤーで寒冷地仕様のカラダなので(笑)、梅雨の湿気は大の苦手。
ゴルフやっても、カラダの切れが悪い。
春は絶好調でアイアンの打感が乾いたシャープな音だったのが、今や、ドスッとかドカッとか鈍くなった(笑)
そんなことにはお構いなしに、今年は金価格がエキサイティングになって大忙しという状況です~。