私は、金の専門家というだけで、毎回、オリンピックになると取材が増えます。
以前の話ですが、岩崎恭子さんと対談の機会がありました。
金の専門家なのに、「わー!金だ、金メダルだ!」と「取り乱し(笑)」、「触ってみてもいいですか」などと言ったものです。
それくらいに金メダルが発する高揚感は凄いものがありますね。実感しました。
14歳の天才スイマーは、今や、立派なママでした。


なお、一般的な質問としては、純金メダルなのか、ということ。
東京五輪の金メダルは556グラムと夏の大会史上最も重いのですが、基本的には、「純銀メダル」で6グラム程度の金メッキが施されています。
ここで使われる金がリサイクルの金ということが謳い文句になっていますね。
とにかく、金の威力は、圧倒的ですね。
個人的にはプラチナメダルがあってもいいのでは、とも思います。
上村愛子選手が冬季五輪のモーグルでほぼ完ぺきは滑りを見せたのに4位でメダルに届かなかったとき、「上村選手には貴金属業界からプラチナメダルを贈呈してはどうか」などと口走ったことを覚えています。
プラチナ価格は金より安くなりましたが、プラチナの威力も金に匹敵するインパクトがあります。
IOCも、「MVP最優秀選手」を選出してプラチナメダル授与してみては?必ずしも上位3人に限らず、世界に最も感銘を与えた選手とか。私の個人的な発想ですが。