金とビットコイン
金と仮想通貨の関係について聞かれることが多くなった。
結論からいえば、ビットコインが急落すると、市場全体がリスクオフになり、金が買われる場面が見られる。
明確な逆相関関係は確定できないが、おおまかな傾向である。
ビットコインはなにかと金と比較される。
デジタルゴールドとも言われ、中央銀行が発行した通貨ではないことが共通項だ。
今後の展開は、価値の交換手段としては、ネット環境があれば使えるビットコインに軍配が上がるであろう。
とはいえ、ビットコイン相場が極端に激しいので、価値の保存という面でも、躊躇する投資家は増えている。
いっぽう、値幅を追って参入する投機家も増加中だ。この程度の暴落にもめげず、短期ビットコインを売買している。
しかし、価値の保存手段としては、数千年の歴史を持つ金である。
足元では、ビットコインのボラティリティの高さや、今後の規制強化を嫌い、金に乗り換える投資家も増えている。
乗り換えるというか、金に戻るというべきかもしれない。
なお、円建て金価格の上昇が目立つ。
外為市場で、円が売られ円安傾向に転じているからだ。
市場の見方は割れるが、基本的に、日本のワクチン接種が国際的に遅れていることが、ひとつの理由に挙げられる。
ユーロが逆に欧州のワクチン接種期待で買われ、円が売られている面もある。
ドイツのマイナス金利幅が縮小して、プラス金利に接近する場面もあった。
ユーロ、カナダドル、人民元が買われ、ドルが売られ、世界的にドル安傾向なのだが、例外的に円だけ対ドルで売られている。
従って、世界的ドル安=金国際価格上昇と、円安のダブル効果で円建て金価格が上昇しているのだ。
さて、コロナで家庭的になった筆者は、我が家の梅の収穫を手伝った。
この程度のことでも、筆者としては、大変な家庭への貢献である(笑)
添付写真の大きい梅(500円貨を乗せサイズ感)は豊後梅、小さい梅は緑がく(ネットで漢字が見当たらず)。
今年は特に豊後梅が大きく育った。